12月5日で創立340年を迎えたイギリスのオークションハウス、クリスティーズ(Christi's)がニューヨークのロックフェラーセンターで今週、 ロック&ポップ・メモラブルと称したオークションを開催しました。
競売で落札された品物は、ポール・マッカートニーの手書きの歌詞原稿、約2200万円($192,000)、ジミ・ヘンドリックスが所有していたギター (フェンダー・ストラトキャスター)約1900万円($168,000)、ボブ・マーレーの手書きのノート、約800万円($72,000) 、ジム・モリソンの手書きの詩、約600万円($50,400)、ジョン・レノンの未公開インタビュー録音、約440万円($38,400)、ボブ・ディランの使用 したギター、約270万円($24,000)等。
ニュースには売れたものしか出ませんが、売れ残ったものもあります。 ウディー・ガスリーのギター、マイルス・デービスのトランペット、フランク・ザッパ の油絵、ザ・バンドの「ステージフライト」ゴールドディスク等。 売れ筋とそうでない物の差が、わかるような、わからないような...。 それにしても、 落札した人たちは、投資家なのでしょうか。随分と高額で売れるものですね。
そう、我が家にもお宝が有ることを思い出しました。エリック・アンダーソン「ブルーリバー」のサイン入りLPアルバムです。
アメリカに来たばかりの頃、昼は学生、夜は日本食レストランでアルバイトをしていた時、クレジットカードの名前から、「ひょっとして?」と思い声をかけたのが、エリッ ク・アンダーソンの元奥さんのデボラさんでした。 わたしが彼女に気づいた事にとても喜んで、「今度、エリックがLAに来たら、ここで食事をするわ。友達 も連れて来るから。」と言ってくれました。
社交辞令かも知れない、と思ったら、本当に数週間後、エリック・アンダーソンと一緒にレストランに来たので す。そして、その「友達」とは、なんとジョニ・ミッチェルのことだったのです。即、家に電話をして「ブルーリバー」のLPを持ってきてもらいました。
こうして、アルバムタイトル曲でそれはそれは美しいコーラスを聴かせてくれたジョニ・ミッチェルと、バックグラウンドボーカルだったデボラ・アンダーセン、そして本人エリック・アンダーソンのサイン入り「ブルーリバー」アルバムが我が家のお宝となった訳です。
オークションに出したら買い手がつくのかどうかはわかりませんが、本当の宝物は「プライスレス」、「お金では買えない価値がある。」もの。1度しか会ったことのない1ファンの日本人ウエイトレスとの約束を守ってくれたデボラさんの心遣いと誠実さから生まれた大切な思い出の形なのです。
アキコ・M・ウッド (a.k.a. すいか)
エリック・アンダーソン公式サイト
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