旧約聖書に出てくるカインとアベルの物語でカインが弟のアベルを殺害した後、神様に弟アベルの居場所を訊かれたカインは「私は弟の番人なのでしょうか?(Am I My Brother's Keeper?)」と畏れ多くも神様の質問に質問で応えました。
以来、創世記の時代から今にいたるまで'Am I My Brother's Keeper?'てのは'ばっくれちゃう'時のイディオムになってしまったようです。
また、質問には質問で応えるてぇのは、弁護士や政治家などちょいと頭のいいしとたちが答えを言いたくない時によく使う小技(わざ)のようです。
で、'My Sister's Keeper' の映画の題名はクエスチョンマークで終わっていないところがみそでして、この兄弟姉妹は'Am I My Brother's Keeper?'の慣用句とは裏腹な、姉さん思い、妹思い、そして両親思いな良いお子たちでした。
ゲノム解析、臓器移植、延命治療が発達すればするほど、この映画のようなことが近未来には日常茶飯に起こってくるような気がいたします。
銀幕から泣かしてやろう、ほら泣けよ、てな声が聞こえて来るぐらい狙って書いた、判で押したような不治の病系映画の脚本でしたが、自身がこれまでに関わった同じ病で逝った人たちへの感情が主人公の病魔との戦い様と交差して、やはり泣いてしまいました。
子どもを亡くした判事役のジョアン・キューザックさんの顔が良かったです。
Yoshio
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