傍らで色んな仕事をして生計をたてながら、プロの音楽、芸術シーンやプロスポーツの世界でそれなりに生きている、いや、その世界でしか生きられない人々がいます。(不肖Yoshioもそのはしくれかと思います..)
若いときゃ、つっぱってカミさんも家庭も顧みないで、向こう見ずなハッタリかました生活でいけてますが、老頭児【ロートル】になった後はそうもいかなくなってきます。
ミッキー・ローク【Mickey Rourke】扮するこの映画の主人公は、80年代にそれなりに活躍した老頭児プロレスラー。最後まで堅気になりきれない、その世界の中でしか生きられない人でした。
老いてボロボロの身体になっても、プロレスとゆうショービジネスが捨てきれず、世の中に跳ね返されるからこそ、どっぷりその世界に浸かっていくしかない主人公のその姿は、いつのまにかそんな歳になってしまった自分自身をちらりと傍観しているようでもありました。
エンディングのクレジットロールと一緒に流れる、ブルース・スプリングスティーンさんが書き下ろしたエンディング・テーマ「The Wrestler」を聴きながら、明日への希望みたいなものが涙腺から迸っていました。
レスラーとして人生の有終の美を飾ることを悟った主人公の生き様は、在フィラデルフィアの田崎真一師匠から頂戴したTシャツに書かれていた「空腹に三角絞め」的な人生のようでもあり、個人的には48禁指定映画にして頂きたいような、感慨深い、老頭児プロレスラー「老いらくの恋物語」でした。
Yoshio
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